就職試験における一般常識は、社会人として活動するための
ビジネススキルのウォームアップと考えるといいかもしれません。
就職試験においては、まずどの職種においても
「一般常識」が出題されます。
それでは、就職試験で問われる一般常識とは何でしょうか。
就職試験で問われる「一般常識」は、
社会人として「当然知っているべき」ことということになりますが、
これは世間一般にいわれる一般常識ではなく、
学問的な知識になります。
具体的には、日本語や英語の語学力、
社会的関心度をはかる時事問題、
基礎的な計算力や統計処理能力など論理的思考力をはかる数学の能力
など、社会人としてビジネス上必要と思われる基礎的な知識や能力を
就職試験において「一般常識」という形で試されることになります。
昔の話ですが、わたしが就職活動を始めた当初、
「一般常識」というのは、世間一般でいわれるところの常識的な知識
のことだと考えていました。
就職試験における一般常識も、クイズ番組で出題されるような
世間一般的な知識を試すものだと考えていたんですね。
そう考えて、それなら面白そうだな、勉強のしがいもある、
と思い参考書を買ってみたところ、まるっきり学校の試験問題のようで、
愕然とした記憶があります。
大学生時代はサークルとアルバイトに明け暮れていましたし、
まさか社会人として就職するために、また勉強が必要だなんて
当時は夢にも思ってなかったんですね。
わたしが就職活動をした時代は、
現在ほど就職活動が加熱していませんでした。
早い人でも大学3年生の後半、多くの大学生は大学4年になってから
やっと就職活動を始めるような状態だった上に、
インターネットなどという便利なものはなかったので、
就職活動に関する情報も自ら進んで収集しなければ
何一つ入ってこなかったのです。
就職試験における一般常識は、世間一般にいわれる一般常識ではなく、
大学の履修課程における一般教養課程の知識だ
と考えた方が適当でしょう。
個別の専攻に関する専門的知識ではなく、学問を行う上での基礎となる
広い意味での学力の一般的な基礎知識だということです。
当時は、何故サラリーマンに学問的知識が必要なのか?と疑問でしたが、
実際に社会人になってビジネス界に身を置いてみると、
その学問的基礎知識そのものが直接役に立つこともありますし、
学問的知識を習得する上で身についた思考力などが
仕事をする上で役に立つことが良くあることに気が付きました。
そういった意味で、就職試験における一般常識は、
社会人としての基礎能力を計る意味で採用されているのです。
確かに社会人としての能力や可能性は、
就職試験における一般常識という学問的知識面だけで
単純に推し量れるものではないことも事実ですが、
採用する側としても、就職試験で応募者をふるいにかける段階では、
「一般常識くらいは知ってる人を雇いたい」と思うのが企業としての本音でしょう。
これは単に知識的な面でもそうですが、就職活動をするにあたり、
就職試験における一般常識という
求められる知識を習得する努力をしたか、
という就職に対する姿勢を見ている面もあると思います。
就職試験における一般常識は、
専門的な高度な知識を問うものではないので、
地道に勉強すれば誰でもある程度の点数をとることはできるはずです。
要は社会人になるために必要な努力をしたかどうか、
ということですので、社会人になった時、
仕事上必要な地道な努力ができる人間かどうか、
ということも、就職試験における一般常識では
間接的に判断されているのです。
就職試験における一般常識と一口で言っても、
その範囲は実に広いものですが、
学科に分けて考えると、言語分野と非言語分野に分けることができます。
言語分野に出題される科目としては、国語と英語が代表的ですが、
いずれにしても、言語分野においては、語句の意味、文法、文章の構成、
慣用句、敬語、空所補充、長文読解などの問題が出題されます。
国語では日本語の基礎が習得されているかの一般常識を判断されます。
読み誤りや書き誤りやすい漢字、四字熟語、反対語、同音異語、
ことわざの意味などが出題されます。
これらはある程度パターン化された出題内容になりますので、
問題集などで数をこなして覚えてしまうのが良いでしょう。
英語は、昨今のグロバ−ルなビジネス環境では
基礎的な英語力は必須のため、
一般常識として大学生として最低必要な英語の理解力を問われます。
具体的には英訳、和訳、読解、熟語、単語、並べかえ、ことわざ、
穴埋めなどがテストでは出題さています。
英語の就職試験対策として効果的なのは、
まず高校時代の教科書を復習し、
その上で英字新聞を読むことで、英文に多く接する機会を持つことです。
非言語分野としては、数学的な論理的思考を問うものと
時事関連に大きく分類されます。
数学的な論理的思考を問うものとしては、基礎的な計算、
一次方程式、確率統計、グラフ、集合や図形などの理解度について、
一般常識としての知識を問われます。
試験対策としては、中学や高校の教科書の復讐です。
分かりやすい参考書を1冊選び、それをマスターするとよいでしょう。
時事問題では社会への関心や情報の感度などを
一般常識として問われます。
また、それに付随して社会の基本的仕組み、政治、経済、歴史、地理
などについて、幅広い基礎知識の一般常識を問われます。
こちらの試験対策も問題集で数をこなし知識を整理することが早道です。
このように、就職試験における一般常識は広範囲な知識を問われますが、
未知の学問分野について新たな知識を学ぶというものではありません。
既に中学、高校、あるいは大学で一度学んだ内容の復習や応用ですので、
教科書や問題集である程度の数をこなせば自然と身に付くはずです。
前にも述べましたが、就職試験における一般常識で問われる
学問的な基礎知識は、社会人としてのビジネススキルに影響するもの
なので、社会人になる前の研修・トレーニングの一環と考えれば、
就職試験における一般常識の試験勉強のモチベーションも
上がるのではないでしょうか。
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